こんにちは。藤沢ギフト歯科・矯正歯科の黒木です。

本日は、虫歯予防成分が含まれるガムをまとめたいと思います。

その中でも特にメジャーなのはキシリトールガムリカルデントポスカだと思います。これらは日本歯科医師会からの推薦を受けているガムで、他のガムで推薦を受けているものは現在のところありません。→https://www.jda.or.jp/recommend/

虫歯予防ガムその① キシリトールガム

まずは日本歯科医師会が初めて推薦した食品である、キシリトールガムからいきましょう!

ロッテのキシトールガムにはその名の通りキシトールが甘味料として使用されています。キシリトールは自然界にも存在する糖で、白樺などの樹木から採取できます。口の中の虫歯菌が代謝できない成分です。

そもそも虫歯菌は砂糖を代謝して酸を出します。砂糖の代わりに甘味成分をキシリトールとすることで、虫歯菌が悪さをしないようにしています。

1970年代からフィンランドで研究が始まり、その後WHOが安全性を認め、日本では1997年に厚生労働省が食品添加物として認可しました。それ以降、キシリトール入りの一般食品の販売が開始されたようです。

キシリトールガムには歯の再石灰化を増強する作用も謳われています。食事をすると、酸のダメージで歯から一時的にカルシウムなどの成分が抜け出てしまいます。その後口の中が中性に戻ると、唾液の力により抜けでた成分が歯に返されて、元に戻ります。これを再石灰化といいます。どうやら、キシリトールガムには再石灰化を強化する成分がキシリトールの他にも含まれているようです。だから食後に噛むことも推奨されているわけですね。

「1回に2粒を5分間噛み、1日7回を目安にお召し上がりください。」と記載されています。7回も!?と思いましたが、これが推奨量です。虫歯が抑制できても、顎が痛くなってしまうのでは・・・。

虫歯予防ガムその② リカルデント

リカルデントはモンデリーズ・ジャパンという会社から販売されています。モンデリーズはアメリカの会社です。

リカルデントの虫歯予防成分はCPP -ACPです。CPP -ACPのことをリカルデントと呼ぶようです。

これは牛乳由来の成分で、乳タンパクからできたCPPと非結晶リン酸カルシウム(ACP)の複合体です。オーストラリアのメルボルン大学で長らく研究されている成分とのことです。

牛乳由来ですから、牛乳アレルギーの方は使用をお控えください。これはリカルデントのホームページにも書いてあります!

CPP -ACPには、エナメル質の脱灰(溶け出すこと)を抑制する作用があります。また、脱灰が生じてしまった歯を再石灰化させる作用もあるとのことです。さらに、CPP -ACPでミネラルを補給した歯は、酸に強くなるようです。マッチョのイラストは酸に強くなったイメージでしょう。

「1回に2粒を20分噛み、1日4回を目安にお召し上がりください。」とのことです。

さて、キリトールガムとの違いは感じましたでしょうか?

はっきり言って難しいですよね。

私も「???」となったので、下の方に比較表を作成してみました。すると何となく違いがわかったのでご参考ください。

虫歯予防ガム③ ポスカ(POs-Ca)

さて最後は江崎グリコから発売されているポスカ(POs-Ca)について調べてみましょう。

ポスカにはその名の通りPOs-Caが成分として含まれています。これはリン酸化オリゴ糖カルシウムとのことです。キシリトールと同じで、虫歯菌はポスカを代謝できないため、酸を出すことができません。唾液に溶けやすいカルシウム素材であり、なんと北海道産のジャガイモから発見された成分のようです!

再石灰化の過程で、唾液に含まれるカルシウムなどが歯に戻っていくのですが、ポスカを噛むことで唾液中のカルシウムを増やすことができるので、再石灰化を促進することができるというわけです。

「1回に2粒を20分噛み、1日3回を目安にお召し上がりください。」と記載されています。

ポスカは再結晶化ということを謳っています。再石灰化とは区別されます。再結晶化は健康な歯と同様の結晶構造が復元することです。なんとポスカは世界で初めて初期虫歯を再結晶化したことを実証したガムらしいです。

虫歯予防ガムの比較表

3つのガムを見てきましたが、違いを見分けるのはなかなか難しいという実感があります。そこで比較表を作成しました。

いかがでしょうか?

「イメージ」というのは私が表を作っている上で感じたイメージなので、その点はご理解くださいね。

よく見ると全てのガムに「キシリトール」は含まれていますね。あと、マルチトースというものが最も多い成分になっていました。これはキシリトールと同じ糖アルコールの一種です。しかし、キシリトールと違い、少量ではありますが、細菌に代謝されて酸が発生します。ロッテのキシリトールガムでもマルチトースが最も多いので、理論的には全く酸が作られないわけではないと考えられます。

虫歯予防ガムの選び方

効果で選ぶ:(例)歯を強化したい!→リカルデント

国で選ぶ:(例)北欧が好き→キシリトールガム

摂取方法で選ぶ:(例)1日3回がむを噛む習慣がある→ポスカ

味で選ぶ:種類が多すぎてわかりません・・・。

という感じで、ご自身にあったものを選べば良いと思います。どれも虫歯予防効果はありますし、逆にガムだけでは虫歯を予防できないのもどれも一緒です。ご自身の虫歯予防にうまく取り入れていただければと思います。

いや〜、初めて真面目にガムのことを調べたので、面白かったです。忘れそうなので、たまに自分で見返します(笑)ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

虫歯予防をお考えの方は藤沢にお住まいの方も、そうでない方も藤沢ギフト歯科・矯正歯科までご相談ください☆

 

 

 

 

 

 

 

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