資料採取
診断のために口腔内写真、レントゲン写真、上下の顎模型などの資料を集めます。
口腔癌は舌や歯肉、頬の粘膜や唇に発生する癌です。
体の深部に発生する癌とは異なり早期発見がしやすいので、口内炎が治らない・舌や頬にしこりを感じるなどの症状があればご相談ください。
噛み合わせ治療診断が最も重要になりますので、当院では骨格、顎の位置、歯並び、すでに装着されている被せ物の問題などを総合的に診て治療方針を決定します。
最終的には顎がその人にとって楽な位置に落ち着き、ストレスなく噛めるようになることを目標にしています。
反対咬合 | 噛み合わせた時に下の前歯が上の前歯より出ている噛み合わせです。 80歳で20本の歯を残すことが人生の質を豊かにすると言われていますが、反対咬合の方は20本の歯を残せる確率が低いというデータがあります。 |
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開咬 | 奥歯を噛み合わせた時に、前歯が噛み合わない状態です。 これも反対咬合同様に80歳で20本の歯を残せる可能性が低いと示されています。 |
早期接触 |
自然に噛み合わせる際に、どこか特定の歯が先に接触し、その歯に誘導されて最終的に自然な位置からずれて噛み合う状態です。 成長期にこれを放置することで顎が曲がってしまう可能性があります。また、成人の方でもこれが原因で頭痛や肩こりが出ている方もいます。 |
資料採取
診断のために口腔内写真、レントゲン写真、上下の顎模型などの資料を集めます。
中心位の確認
中心位とは顎が最もリラックスして噛める位置です。最終的にこの位置で噛めるように治療計画を立てます。
診断
矯正治療、補綴治療(被せ物)、歯周病治療などの必要性を判断し、治療順序を決定します。
治療計画説明
どのような順序でどのような治療を行い、費用はどの程度かかるのかを説明します。
治療開始
基本的には歯周病治療→矯正治療→補綴治療の順に行います。歯周病治療が必要ない方は矯正治療から開始し、歯周病治療も矯正治療も必要ない方は補綴治療だけ行うこととなります。また、矯正治療だけで治療が完了できる方もいます。
メインテナンス
治療終了後は問題が生じないか、定期的にメインテナンスを継続するのが望ましいです。
補綴治療とは人工物で歯の形態や機能を補う治療です。被せ物、インプラント、入れ歯がこれに当てはまります。
噛み合わせを調整するには、被せ物や入れ歯の噛み合う部分を削ったり、足したりして調整する方法や、被せ物や入れ歯自体を作り変える方法があります。
夜寝ている間に上下の歯を食いしばって、左右にギリギリと音を立てながら動かす現象です。
原因はよくわかっていませんが、ストレスが原因という説が有力です。
日中に感じたストレスを歯ぎしりによって発散させているということのようです。そうなると歯ぎしりを抑制するのはあまり良いことではないのかもしれません。ですので、歯ぎしりを無理に抑制するのではなく、歯ぎしりによる悪影響を排除するようにするのがベターだと考えられます。
歯が割れる可能性があります | 天然の歯は一部がかけたとしても根が割れることはほとんどありませんが、過去に神経の治療をしている歯は強い力が加わると根が割れてしまい抜歯をしなければならないことがあります。 |
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歯がすり減るスピードが速くなります | 冷たいものがしみるようになったり、噛み合わせ全体に影響が出る可能性があります。 |
歯周病への影響があります | 強い力で歯が揺さぶられると、歯周病が進行しやすくなります。 |
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顎関節に痛みが生じることや、口を開けたり閉じたりする際にクリック音といって、「コリッ」と音が出ることがあります。また、歯がしみるようになる人もいます。
マウスピースを使用して歯や歯周組織にかかる負担を軽減する方法と、自己暗示療法という方法があります。
マウスピースを使用すると歯ぎしりがなくなるのではなく、歯ぎしりによる歯のすり減りや、歯周組織への悪影響を極力排除することが可能になります。
自己暗示療法は寝る前に自己暗示をかけることで、睡眠中の歯ぎしりを軽減する方法です。寝る前に「今日は歯ぎしりしない」と20回程度声に出して自分に言い聞かせることで、歯ぎしりが軽減すると言われています。
グラインディングは歯を横にギリギリとこすり合せる動きのことを言います。一般的に音がする歯ぎしりがこれに当たります。
歯に水平的な力が大きく加わるので、歯ぎしりの中では最も歯や歯周組織に力がかかります。