こんにちは。

藤沢ギフト歯科・矯正歯科の黒木です。

最近空き時間などに、オリエンタルラジオの中田さんが配信しているYouTube大学の動画を見ることがあるのですが、そこで、「がんばらない戦略」という本を紹介していて、面白そうだと思ったので、実際に読んでみました。

タイトルが表現しているように、めちゃくちゃゆるい雰囲気で書かれているのですが、内容は「なるほど〜。」と思うことが多々ありました。

みんな頑張っているけど、続かず結果が出ないことが多い。なぜなら意思の力には限りがあるので、頑張り続けること自体が困難だからである。だから、頑張らずに目標を達成する戦略を立てていきましょう。というのが概要です。

やるべきことを楽にやる方法として示されているのは

・同じ時間に寝て、起きる → 十分な睡眠がとれた朝は最も意思の力が強い。
・きっかけやルーティンを決める → 朝起きたらまず○○する。職場に着いたらまず△△する。
・段取りを省く → スポーツジムがなかなか続かないのは、準備が多すぎるから。
・曜日を決める → 1日にやるべきことを詰め込みすぎるのは良くない。週に1回のこの曜日にはこれをやると決めるのも良い。

などです。
つまり、自分が取り組みたいことに対して、簡単なルールを作るという感じです。
それを繰り返すことで、段々と行動は自動化していくので、より楽になるというわけです。

 

そして、これらのことを続けるために、補助的に取り入れた方が良いものがあり、それは

・記録をつける
・ご褒美を用意する
・宣言する
・ゲーム化する
・得意なことをする
・頑張らない

です。
それぞれ、効果がありそうですね。

私はやりたいなぁとかやった方が良いなぁと思うことはたくさんありますが、1日のなんとなくの流れに流されてしまって、寝る前に、「あ、そういやあれやってないや。・・・・ま、いいか。」となるのが日常です(笑)

運動やストレッチや勉強は重要だと思っていますので、よしやるぞ!という日はたまにあって、その瞬間はそれなりにやるのですが、なかなか続かない実感があります。
これはきっと頑張ってやろうとしているからなんですね。

まずは、寝る時間と起きる時間を決めて、朝起きたら、腹筋をちょっと。
医院に出勤したら、スクワットをちょっと。
風呂に入る前に腕立てをちょっとやって運動不足解消にトライしようと思います。

ここで、宣言しているのも頑張らないで続けるためのポイントです(笑)

 

さて、面白いことに、この本で自動化の代表例として「歯磨き」が取り上げられていました。
みんな歯磨きを全く意識しないで自然にやっている。しかし、最初からできたわけではなく、おそらく、どの歯を磨こうかと一つ一つの行動を意識しながら実践していったはず。それを毎日繰り返しているうちに、いつの間にか自然に歯磨きができる状態になり、いつしか無意識に歯磨きをやっている状態になっていった。

確かに、面倒な行為のはずなのに、歯磨きは自動的にやりますよね。全く歯磨きをしないという人を探す方が難しい気がします。

ただ、歯医者としての立場からすると、「歯磨きは質が大事なんですよ〜。」と付け加えたいところです。
そして、質を上げるには、無意識化してしまった歯磨きを再び意識していただく必要があります。
「歯ブラシはこのように持って、こう動かしましょう。」
「フロスを使いましょう。」
「歯間ブラシを使いましょう。」
などなど、の新しいアドバイスがあり、今までの方法を一旦捨てて、新しく再構築しなければなりません。
そこから自動化、無意識化、つまり習慣化に向けて毎日毎日やっていくわけです。

質の良い歯磨きをなるべくがんばらないで続けていくことがポイントとなります。
我々も「頑張ってくださいね。」とついつい言ってしまいますが、伝え方を見直すべきなのかもしれません。

新しいやり方を定着させるためには前述のうちのどれかの補助要素を取り入れるのが良さそうです。
ぜひ頑張らないで、新しい歯磨きが続けられるように工夫してみてください。

ちゃんと歯間ブラシで磨いたから、ご褒美にケーキを食べて寝よう。というのはくれぐれもおやめください(笑)

 

興味本位で読んだ本で、歯磨きの伝え方を考えさせられるとは思ってもみませんでした。
また、面白い本があれば紹介させていただきます。

藤沢にお住いの方もそうでない方も、お口のことでお悩みがありましたら、藤沢ギフト歯科・矯正歯科にご相談ください。

藤沢ギフト歯科・矯正歯科|ASMACI藤沢の歯医者