初めまして。院長の黒木です。

いよいよ、ブログをスタートすることになりました。どれくらいの頻度で更新できるかわかりませんが、スタッフ一同皆様に役立つ情報を少しづつでも発信していければと思っております。

早速ですが、今回は当院で行なっているお口の中の菌の検査についてご紹介いたします。

突然ですが、皆様は歯垢の正体をご存知でしょうか?

・・・汚れ?

・・・・・食べカス?

・・・・・・・タンパク質?

などの答えが返ってきます。

しかし、これらはどれも残念ながら不正解です。

 

実は、歯垢は細菌の塊なのです!!

 

私たち歯科医師や衛生士にとっては当たり前なのですが、多くの患者さんはこのことをご存知ありません。定期的に歯科医院を訪れてメインテナンスをされている方でもこの点がうまく伝わっていないことが多々あります。

患者さんがご存知ないのは、我々歯科医療従事者の責任なのです。

歯垢が細菌の塊。ということは歯の病気を理解することにも、歯のトラブルを予防することにも必須の知識なので、私たちも治療する際や、定期検診の際に、まず間違いなく口には出しています。

「細菌が悪さをしています。」

「細菌が歯を溶かします。」

「歯石には菌が付着しています。」

などと言っているはずなのです。

でも、全然伝わっていない・・・。 みなさん歯垢は食べカスとおっしゃいます(笑)。

おそらく伝え方が悪いのです。口で言うだけでは伝わらないようです。

ある人が言っていました。「細菌は宇宙人と同じ。」

細菌も宇宙人もほとんどの人は見たことがありません。

ですから口の中に細菌がいると言われてもピンと来ないのです。

 

では歯垢が細菌としっかり理解できるようにするにはどうすれば良いでしょうか?

画期的な方法があります!

それは菌の検査です。お口の中から採取した歯垢を特殊な顕微鏡で見る検査です。位相差顕微鏡というものです。→位相差顕微鏡についてはこちらhttps://www.nsl.nikon.com/jpn/learn-know/microscope-abc/learn-more-microscope/about-phase-difference-observation

ご自身の口の中にいる細菌がモニターで見ることができるので、みなさんビックリされます。私も自分の菌を見たときはビックリしました(笑)それほどインパクトがあるのです。

おそらく、ご自身の目でご自身の細菌を目の当たりにした方は、「歯垢は食べカス」という誤解を卒業し、「歯垢は菌」である。というお口の基本知識をインプットすることができます。

そして、その基本知識があると、歯科医院での治療の意味や、説明の意味がより深く理解できると思いますし、何より、ご自身で自分の歯を守る力がつくのです。

当院では菌を実際に見ることができる特殊な顕微鏡を導入しましたので、気になる方はぜひ一度試しに見にきていただければと思います。

→虫歯治療や、顕微鏡検査についてはこちらhttps://www.gift-dental.com/treatment/decayd.html

菌の検査は随時行っておりますので、お気軽にお声掛けください。

藤が岡の皆様、藤沢の皆様の歯科知識の向上に少しでもお役に立てれば幸いです。

顕微鏡とモニター

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